2024年2月の一言

コンディショニングサロン・セレネス

≪今月の一言≫

恵方巻きの闇と光
 

○――――――○――――――○

さて、2月になりました。

ついこの間お正月だったと思ったらもう2月です。

それにしても暖かいお正月でした。
なんかお正月っぽくない感じでしたよね。

これは、北からくる寒気の南下が弱かったのと、北日本を通過する低気圧から暖かい空気が流れ込んだ影響だそうです。

それと北半球の中緯度付近で対流する空気がとても暖かかったからだそうです。
偏西風の蛇行は毎年違いますが、ちょうど暖かい対流圏が今年は影響を与えたようです。

そしてやっぱり温暖化の影響が大きいらしいです。

記録的な暖冬だそうですが、記録更新はしてほしくないですね〜
温暖化をリアルに感じすぎるんでコワイ…

 

さて2月といえばバレンタインか節分ですよね。

去年はバレンタインのお話をしたので、今回は「節分」のお話をば。

節分というとまずは豆まきですが、最近メジャーになってきた「恵方巻き」のお話にしましょう。

恵方巻き
子供の頃はなかったような…

いやなかったですね。
っていうか知り始めた時は「恵方って何?」ぐらいでしたから。

そこで調べてまいりました!
「恵方巻き」

調べてわかった、恵方巻きのダークサイド!!
さあ、いってみましょう!

まずは恵方巻きのおさらいから。

・節分の日に恵方の方角を向いて太巻きを一気に無言で食べる。

という認識ですよね?

 ー ええ、まあ…

で、そうすることで「縁起がよいから、いいことがある」

というものです。

 ー ええ、まあ…

はい。疑問です。

なぜ無言?
なぜ一気?

単なるイベントとして面白みがあるからだとばっかり思っていました。

だって、恵方巻きを食べるようになった理由ってば…

ご存知の方もいると思いますが

商業的戦略です。

 ー ええっ!まあぁ!

もう一度言います。

商業的戦略です!

 ー 地味にショック…

そう、節分に太巻きを食べるというのはスーパーマーケット「◯友」さんの戦略として考え出されたものでしたのだ。

 ー あれ? なんか聞いたことあるような

そう、バレンタインのチョコやクリスマスケーキといった習慣と同じように企業によって生み出された作戦なのでした。
しかも、1990年代に始められたということなので、割と最近の話です。

 ー そりゃ、子供の頃にはないよね

そんな企業様の戦略によって生み出されたものにまんまと乗せられています。

 ー 言い方悪いな…

とはいえ、先述の通りバレンタインもクリスマスも、はたまたハロウィンも異国の宗教由来なものまで貪欲に取り込める日本人ですから、日本発のそういうのもあってもいいかもしれませんな。

 ー いっそのこと、文化輸出してみたらどうだろうか?

ダメだね。

 ー な、なぜ?

なぜなら、季節限定(というか1日限り)につき、使い回しが困難。
そして、米は痛みやすい、具も痛みやすいから。
せいぜい次の日、特売で売るくらいでしょう。

今、世界中で問題になっている、フードロスにつながるのでお勧めできないと考えます。

最近では売りきりや、注文販売といった意識の高いお店も増えていますが、次の日見ると、ものすごい売れ残ってるもんね。

コンビニのお弁当や、消費期限切れの食品の廃棄処分の量は、データが取れないくらいものすごい量です。

燃料や肥料にリサイクルすることや、寄付するプログラムに取り組んだりと、努力はしているようですが、まるで追いつかないし、心が傷みます。

恵方巻きだけではないですが、フードロスは社会的問題です。
なのに、日本は食料の多くを輸入にたより、政府は食糧危機対策を進めています。
因みに、日本の食料自給率はG7最低です。

なんか、本末転倒ですよね。

さあ、みなさんフードロスを減らしましょう!

 ー そういう話だっけ?

そうでした、恵方巻きのダークサイド面はこれくらいにして、先ほどの疑問を解説していきましょう!

 ー それそれ

なぜ「無言」なのか
なぜ「一気」なのか

と、その前に「恵方とは?」からいきましょう。

 ー ふむふむ

恵方とは、その年の幸運を招く方角のことです。
年によって変わり、地域によっても微妙に異なるそうです。

では、誰がどうやって決めているのか? ですが

まず決めているのは…

占い師や風水師、寺社の神職などが地域や団体の伝統や信仰に沿った方法で決めているそうです。

どうやって決めるかですが…

恵方は吉方位のことなので、関わる占い師や風水師、神職のやり方によって異なります。

・干支や五行説に基づいた決め方
・地元の寺社や風習に基づいて計算される決め方
・風水師や占い師の独自の伝統的な計算方法による決め方

などがあるそうです。

なので、地域の人はネットや雑誌などでその年の恵方を調べましょうね。

 

恵方自体は古来よりあるもので、節分の日に恵方に対して行う儀式や風習はちゃんと存在しています。

そこは◯友さんがこじつけたものではなく、太巻きをこじつけたってことですね。

 ー だから言い方悪いってば

例えば、福笑い(幸運を呼び込む笑顔の折り紙や絵)や恵方社(家庭に飾れる小さな神社)を恵方の方角に飾ったり、お祈りやお祓いを行ってきました。

さて、ではなぜ「無言」なのか? ですが

これは、日本人らしいといえば日本人らしい真面目な一面かなとも思います。

・無言で集中力を高めることで恵方からの幸運をより強く感じられる
・言葉による雑念を取り除き、意識をより恵方に向ける

という理由があるそうです。

そして、なぜ「一気」なのか? ですが

これは縁起担ぎというか、厄担ぎ(げんかつぎ)というか、これも日本人っぽいです。

・一気に食べることで、恵方からの幸運を一気に取り込む
・一気に食べることで祈りや願いが通じ、幸運を引き寄せられる

一種のおまじないのような感じでしょうか?

とは言え、◯友さん考案以前に恵方を意識して何かを食べるという風習は見つけられなかったので、1990年代が事始めになるかと…

もしかして、無言で一気に食べることで消費を増やさ…

 ー ピー(文中不適切な表現がございました)

でもまあ、豆まきも子供の頃はたのしかったし(今だにしてますが…)、クリスマスやバレンタインのようにドラマチックではないですが、思い出に残ります。

イベントとして楽しみ、幸運に願いを込める。
それもいいかもしれませんね!

以上

毒吐き過ぎたかな?
というお話でした。

 

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