2022年8月の一言

≪今月の一言≫

「夏がなぜ暑いのか？」の先にある壮大なる神秘！

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さあ8月です！

夏真っ盛り！と言わんばかりのものすごい暑さが続いております。

感染者数も爆発的に増えておりますが、もう5種のインフルエンザ扱いでいいような気がします。

感染が怖くて外出できないというよりは、暑すぎてムリ…

そんなコロナ禍3年目の夏でございます。

夏は暑い！
当たり前なんですが、なぜ夏は暑く冬は寒いのか？
そう思ったことはありませんか？

同じように太陽が照りつけても、夏と冬では感じる日差しの熱が違いますよね？

ずっと当たり前の事だったから考えてみたこともなかっという方も多いのではないでしょうか？

そんなことないし、巻き込まないで…

という方も多いかと存じますが、実はその先にある壮大な神秘のおかげでいま私たちは存在できているのかもしれません！

ほら、知りたくなったでしょ？

今回は夏がなぜ暑いのかを紐解いて行ったら、宇宙の神秘が見えてしまった！
という壮大なテーマに挑みます！

まず、太陽の光が暖かいのは何故でしょう？

その疑問から始まった今回の紐解きですが、実は目に見えている太陽の光自体が熱を持っているのではありません。

体温36度の人間が、気温30度の日差しを暑いと感じるのは太陽光に含まれる赤外線が原因でなんです。

赤外線は物質に当たると、分子が高速に振動して熱を発するので暑いと感じるわけですね。

マイクロ波を使う電子レンジの原理ですね。

というと怖いですが、焚き火やストーブに手を近づけると暖かく感じるのも同じ原理です。

レーザー光とかもっと難しい話もあるんですけどそれは置いておきます。
置きますっ

ではなぜ、夏は冬より暑いのか？ですが、これは…

地球の自転軸が傾いているからなんです。

地球は傾きながら太陽の周りを回っているので、シンプルに言えば「夏は太陽に近く、冬は遠い」ということが、起こっているということです。

「なぁんだ、そんなこと知ってるよぉ」

「じゃ、何故傾いてるか知ってますか？」

「…」

「それが絶妙な角度だって知ってますか？」

「…」

ね。

木星は約3度傾いています。
天王星は98度ほぼ水平の自転しています。

地球は約23度傾いているんですが、このことで「季節」が生まれているんです！

一年を通じ、太陽の熱を受ける場所と受けない場所が変化していくことで、大気の循環の変化も生まれ、季節は移ろうのです！

では何故、地球は傾いているのでしょう？

これには長年いくつかの説が言われてきましたが、ほぼ定説となっているのは地球が生まれて冷え切る前に、大きな惑星（もしくは隕石）が衝突した衝撃で傾いたという説です。

このぶつかってきたのが大きすぎても、小さすぎてもきっとダメだったんでしょうね。

そして、ぶつかった際、えぐられてちぎれた部分が「月」になったわけです。

この「月」かなり重要な役割をしています。

地球のような惑星に衛星はつきものですが、月は地球の大きさに対してかなり大きい衛星なんです。

それ故に月の重力が与える影響は大きいんです！

一番わかりやすいのは「潮の満ち干」ですね。

この「潮の満ち干」想像以上にすごいやつですよ〜

実は、地球ができた時の自転スピードは1日が4〜6時間というとてつもなく早い周期だったんですね。
これだと、1年は1,500日から2,000日という計算になり、いまより４～６倍の速さで１日が終わり、四季は４～６年でやっと巡ってくるというわけだそうです。

ところが月の重力の影響で起こる潮の満ち干は、大量の海水を移動させるので海底との摩擦が起こり、地球の自転にブレーキを掛け今の24時間という周期になったそうです。

もし月がなければ地球の自転は、1日8時間だったというシミュレーション結果があるそうなんですが、そうなると今のような生命豊かな地球にはならなかったでしょう。

そう、何万種という生命溢れる地球。

これが今回のテーマの終着点です。

地球の自転軸が傾くことによって、太陽の熱が季節を生みました。
要するに、環境の変化が生じたわけです。
それに対応すべく生物は進化した。

自転のスピードにブレーキがかかったことで1日の日照時間が長くなり、酸素を生み出すバクテリアがより大量の酸素を生産するようになると、地球は酸素で覆われ、それをエネルギーとする生物が生まれ食物連鎖を作り出します。

潮の満ち干もまた、海岸の環境を変化させることで生息する生物も多様性を得ることができたんですね。

また月の重力の影響で、地球は少しだけ伸びたり縮んだりしています。
そのことで摩擦熱がうまれ地球が冷えずにいるのを手助けしているという考えを説く人もいます。

地球は一度衝突でちぎられました。
それが月を生み出したことで自転をコントロールでき、そして大気を留めておくことが出来るちょうど良い大きさになったと言われています。

火星も地球と同じような惑星ですが、少し小さかったために冷えるのが早く
磁場を発生できず、重力も小さかったために太陽風に大気を剥がされてしまったそうです。
そして海も無くなった…

そして、月は地球に向かってくる隕石の衝突を防いだりもしてくれているんです。

地球はラッキーでしたね。

実は他にも、太陽からの距離や、木星の存在などラッキー要素はまだまだあるみたいなんですが、それはまたいづれかの機会に…

いくつもの偶然を経て、生物多様性という素晴らしい環境を手に入れた地球。
それが今、失われつつあるということは私たちが直面している重要な問題です。

火星に移ればいいじゃん

で、いいのでしょうか？

この多様性は、守られてしかるべきなんではないでしょうか？
人類はこの多様性のおかげで「人」へと進化することができたのですから。

以上！
「夏はなぜ暑いのか？」を紐解いているうちに、次第に宇宙の神秘に触れ真面目にまとめてしまった。

というお話でした。