コンディショニングサロン・セレネス
≪今月の一言≫
キュウリの神話!
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7月になりましたよ〜
なんか梅雨が明けそうな勢いですが、こんなに早い梅雨明けはあまり記憶にございません。
でもまあ、ジメジメと鬱陶しい雨が減ってくれるだけでもありがたいですが…
でも反面、異常気象の影響ではないかと疑うとちょっと怖い気もします。
これから一気に暑くなるんですね…
きっと…
暑く…
それもイヤぁぁぁ
でも夏は暑いのが当たり前、じゃないと色々な方面で不都合も出ますし…
さて、そんな夏ですが、普段より脚のむくみが気になりませんか?
実は列記とした原因があるんですよこれがまた。
と言うわけで「夏のむくみ」を深掘って見ましょう〜
「夏のむくみ」…
実は「暑さ」そのものに原因があります!
気温が高いと、人間の体は自動的に体温を下げようとする働きが機能します。
それが「むくみ」にどう作用するのか…
解説しましょう〜
【暑いと脚がむくむ?そのメカニズムはこうだ!】
▫️ステップ1:暑さで血管が「拡張」する
気温が上がると、体温を下げるために皮膚近くの血管が広がる(拡張)。
これは熱を外に逃がすための自然な反応(体温調節機能のひとつ)。
▫️ステップ2:血流の流れが「ゆるく」なる
血管が広がると、血液が皮膚の表面に多く流れる。
でもこの時、血液の勢い(圧力)は低下するので、流れが緩慢(ゆるやか)になる。
とくに重力の影響を受けやすい脚は「血液がたまりやすく」なる。
▫️ステップ3:水分がしみ出て「むくみ」になる
血流が遅くなると、血管内の圧力のバランスが崩れる。
その結果、血液中の水分が血管の外(組織)ににじみ出る。
これがいわゆるむくみ(浮腫)=余分な水分が皮下にたまっている状態。
▫️とくに脚がむくみやすい理由は?
心臓から遠く、重力の影響で血液や水分が滞留しやすい
冷房などで冷えて筋肉があまり動かず、ポンプ作用が弱まる
ふくらはぎの筋肉が動かないと、リンパ液の流れも悪くなる
要するに…
「暑さで血管が広がり → 血流が緩み → 水分が滞って → むくみやすくなる」
だから、夏の脚ケアには「血流改善」が必要ってわけなんです。
ー じゃ冷やせば?
うむ、いいご意見ですが…
冷やすと血行が悪くなりすぎるんで、老廃物が回収されず…
一時的にはいいかもしれないけど、かえって辛さが増すこともあるんですね〜
スポーツなどで筋肉疲労を起こした時や、急性の腫れのように「炎症」が見られる場合は有効だけど、慢性的なむくみにはかえって逆効果になることもあるので、要注意!
部分的な冷え、例えば冷房で足元だけが冷えて辛い時などは、温めて動かすのが良いです。
蒸しタオルで温めながら、屈伸なんかがいいと思われます。
ー オフィスじゃできんな…
はいそんな場合は…
キュウリ!
ー 極端ですな
いや、これには理由がありますよ
夏のむくみは水分量のアンバランスが大きな原因になってます。
・暑いから水分をたくさん摂る
↓
水分過多でむくむ
・水分をあまり取れていない
↓
水分不足で体は水分を蓄えようとする→むくむ
・汗をかくので味の濃いものが多くなる
↓
塩分過多で血中の塩分を薄めるために水分を蓄える→むくむ
と言ったとこが主なロジックです。
ー キュウリは?
はい。
ここで重要なのは、水分と塩分の要するに体内の電解質のバランスをとること!
そこでキュウリ!
キュウリには「カリウム」が豊富に含まれています。
このカリウムは
・余分な塩分を尿として体外へ排出を促す働き
・細胞の浸透圧を調整して、水分代謝を正常に保つ働き
があるんですね。
ー おお!キュウリ〜
というか「カリウム」えらい!ですね。
と言うわけで積極的にカリウムを取るのはいいことなんです!
そこで、摂取の目安を教えちゃいます。
▫️一般的に推奨される摂取量
→男性:2,500〜3,000mg/日、女性:2,000〜2,600mg/日
ー どんだけ?
キュウリ一本(100gとして)カリウム含有量は約200mg
ー え?10本以上?食べるの?
バカなんですか?
他の食事でもカリウムは摂取するはずなので、キュウリ一本で程よく足しになるレベルとお考えください。
ただし、腎機能に問題がある方や、 カリウム保持性利尿薬、ACE阻害薬などを服用している方要注意です。
健康な方が、カリウムを多少摂り過ぎたとしても尿として問題なく排出されるのでご安心を!
キュウリは95%が水分で、カリウムが豊富です。
水分を効率よく摂取できてカリウムもたっぷり取ることができ、そのカリウムが体の水分量の調整と塩分量の調整をしっかりしてくれるんです。
ーおお、カリウム〜
いえ、この場合は「キュウリ」えらい!ですね。
ーグっ、でも他にもカリウム摂取できる食べ物あるじゃん!
いえ、以下の理由で「キュウリ」一択です。
・むくみの水分排出と水分補給が同時にできる
・1本=100g程度でちょうどいい。目安としてもわかりやすい。
・食物繊維もそこそこ含まれている。
・加熱も不要、調理も楽。
・噛む食材であり、噛むことで唾液と一緒に吸収されやすい。
一応他の食品もあげておきます。
カリウム量(mg)100gあたり目安
干しひじき 約4,400 超高濃度だけど、乾物で調理が面倒
アボカド 約720 美容にも良いが脂質も多め
ほうれん草 約690 鉄分も豊富だが、茹でると減少
バナナ 約360 お手軽だが糖質も高め
トマト 約210〜250 夏野菜として◎、糖度高め
スイカ 約120 水分も摂れるがカリウム濃度はやや低め
いかがでしたでしょか?
ちょっとキュウリを見る目が変わりましたよね〜
この夏は「1日1本キュウリ生活」でむくみとサヨウナラぁぁ
以上
今回はいい話をしたぁ
というお話でした。