太りやすい体質とは?
同じ食事を摂っていても太りやすい人と痩せやすい人がいるのはなぜでしょう?太りやすい体質の原因は人それぞれですが、まず一番に考えられるのは褐色脂肪細胞の数や働きが少ない場合には太りやすいと考えられます。この褐色脂肪細胞は、生まれてから段階を経て増え、成長期には数が決まってしまうといわれています。この褐色脂肪細胞は、熱を発生させ、余分な脂肪を消費してくれる役割を持っています。熱を発生させることから、基礎代謝に大きく関りを持っていることから、褐色脂肪細胞の数が多い人や活発に働いている人は痩せやすい体質であることが言えるでしょう。
また、遺伝子的にも太りやすい体質があることが医学的にも実証されています。太っている人の3割は家系がぽっちゃり体質である場合が多いといわれています。では残りの7割の人はなぜ太っているのでしょうか?この7割の人は食事や運動などの生活習慣が原因になっているといわれています。太りやすい体質は生活習慣の改善と褐色脂肪細胞を増やし活動を活発化させることで痩せやすい身体へ改善できるのです。
痩せやすい体つくりに大切な事は?
①血糖値の上昇しにくい食事の摂り方を考えよう
痩せやすい人の食事の摂り方を知っていますか?野菜→肉や魚→炭水化物の順番に食べるようにすると太りにくいと言われています。これは、パンや麺、お米などの炭水化物は、単独で食べると血糖値を急激に上昇させるので、血糖値の上昇を緩やかにするために、この順番で食べるようにしているのです。血糖値が上昇すると体内のホルモン分泌に影響を与えやすく、太りやすくなるといわれています。これは血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌され血糖値を下げようと働きます。このインスリンは血液中の糖を細胞に貯めこむように働きかけるのです。血糖値の上昇が緩やかになれば、分泌されるインスリンも3分の2に抑えられるので、結果的に細胞に脂肪が蓄積するのを防ぐことができます。そのため、規則正しく1日3回食事をするのは、この血糖値が急激な上昇をするのを防ぐことにもつながっていきます。1日3回バランスの取れた食事を摂ることで、血糖値の上昇を抑え、痩せやすい体質へと変わっていきます。
②体温を上げて、脂肪が燃焼しやすい身体を作る
褐色脂肪細胞は基礎代謝を上げるうえで重要な働きをしています。褐色脂肪細胞は首や肩甲骨、脊髄周辺やわきの下などに集中しています。褐色脂肪細胞は基礎体温を保つ働きをしています。この細胞の動きが悪くなると脂肪燃焼する代謝が落ち、免疫力も落ちやすくなります。褐色脂肪細胞は首の後ろや肩甲骨周りを温めると、活発に動きやすくなります。ストレッチや運動などで、肩甲骨周りを意識して動かすのも効果的です。
③適度な運動とストレス解消を行う
適度な運動は全身の血行を促進し、基礎代謝を上げてくれる効果があります。運動を行うことで、筋肉や体力が増進することのほかに、セロトニンという気持ちを穏やかにするホルモンが分泌されるのです。このセロトニンは身体や心をリラックスさせる働きを持つホルモンで、ストレスを軽減させてくれます。有酸素運動は20分行うと効果があり、連続した時間でなくても合計で20分間あればよいとされています。
エステティックを試してみよう!!