コンディショニングサロン・セレネス
≪今月の一言≫
■祝日の無い6月にポツンと「おにぎりの日」
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はい、6月です!
今年もすでに折り返し地点。
もう半分終わるんですねぇ
なんとも早いものです。
半年も過ぎると色々ありますが、今年はのっけからトランプ大統領に振り回されてる感が拭えません。
驚くような関税を本気かどうかわかりませんが、発動しちゃいました。
かと思えば、引っ込めたり、やっぱり出したりと訳わかりません。
やってくれますトランプさん。
でも、貿易裁判所がトランプ関税を違法としましたね。
これで収まるといいのですが…
国内では、お米やガソリン価格の高騰をはじめとする物価高が止まりません。
景気が低迷する中、税金は下がらず…
しかも社会保険料を引き上げようなんてことにもなっています。
円安も止まらず、どうなるのでしょうかニッポン
そして、お米の価格は「備蓄米」が放出されたのにも関わらず、価格は下がらないという不思議。
そりゃ入札かけてたら高く買われる訳だから下がりませんよねぇ
お米がないって言ってんのに、海外へは輸出を増やす。
子供でもわかるこの矛盾。
いったい政治はどうなっているんだか…
最近、小泉さんが農林水産大臣になって一気に価格を下げると言い切りました。
じゃ、今まではなんだったんでしょうか!
「一番大事なのはスピード感」と、言っておりますが、そこじゃなくて「確実性」じゃないかな?と
流通の仕組みをちゃんと整理しないと、中間搾取で市場価格が下がらない!
それと、下げ過ぎたら今度は農家さんが困る。
政府主導で価格を下げるなら、生産者である農家さんにきちんと補助金なりでカバーしないとねです。
このままでは、パンや麺類が主食になってしまいます。
それはそれでいいんですけどね。
パンもお蕎麦もうどんもパスタも大好きだし。
でも小麦アレルギーって結構多いですよね。
それも気になります。
が、やっぱり美味しいご飯が食べたい。
お財布気にせずご飯が食べたい!
と思います。
だって、2000年以上前からの食文化ですもんね。
日本人のソールフードですよ!
それが変わるって結構一大事ですよね。
そう、日本はだいぶ昔からお米を食べていたんです!
なんせ、今月6月には「おにぎりの日」ってのがあるくらいですから!
ー な、なんの関係が…
いや、備蓄米について調べていて「おにぎりの日」を見つけてしまい、ちょっと覗いてみたら面白かったので、その話題に切り替えます。
ー 前半のまとめは?
最後にうまくまとめます。
ということで「おにぎりの日」についての壮大なロマンに挑みます!
ー ロマンがあるのね?ロマンが
もちろんです。
それではいってみましょう!
長くなりますので、ここら辺で離脱いただいても…
それはそれで結構ですよ
ええ、構いませんとも…
でも、読んでもいいですよ
さて日本人のソウルフードでもある「おにぎり」ですが、いったいいつ頃からあるのでしょう?
きっと稲作が始まってからそう遠くないうちに存在していたんでしょうね。
単純に考えて、田んぼに行って作業して家に戻ってご飯を食べる。
よりも、作業するところにご飯を持って行ったほうが効率的なんで、恐らくご飯を握って持って行ったのではないかと思います。
ー 普通に考えたらそうだな
ところが、1987年に石川県の鹿西町(ろくせいまち)現在の中能登町でおにぎりの「化石」が発見されました。
化石といってもお米が炭化して固まったものですが…
そのお米の塊に握った人の指の跡が残っていたため、おにぎりであることが判明したらしいです。
そのおにぎりは二等辺三角形をしており、食べられた痕跡がないことからお供物であった可能性が高く、それが理由で手付かずのまま残ったのではないかと考えられています。
そして、二等辺三角形という形は「山」を模したものと考えられていて山への信仰心から、お供えにしたのではないかということなんだそうです。
ということは「携帯用のご飯」説はどうやら違うようです。
このおにぎりの化石は2000年以上前のものであった事がわかっています。
年代からすると弥生時代なんで、稲作が始まって間もない頃ですね。
それは推測と合っていますが、お供物がおにぎりの初めだったとは…
大昔の人たちが豊作に感謝し、山神様のためにおにぎりを作っている姿が浮かんできますね。
ー ぜんぶ推測だな
ロマンですから
ー あ、ロマンあった
調べてみると、長年三角形のおにぎりは神様へのお供えものとされていて庶民が口にするようになったのは江戸時代中期以降からみたいです。
どうやら貴重なお米を「握り固める」という行為は特別だったらしいです。
そして、作業用におにぎりを持っていくというのも、これまた江戸時代中期以降で、それまでは「一日2食」が主流だったので、昼食は取らないのが一般的だったらしいです。
でもって、公式に栄養学的な観点から一日3食が推奨されたのは、なんと昭和初期の1935年(昭和10年)になってからということです。
ー コリャびっくり!
そう考えると、栄養豊富な食物を一日3食食べている現代人は食べ過ぎなのではないでしょうか…
ー ダイエットとか、昔の人に怒られそうだ
おにぎりの形は「丸型」や「俵型」と色々ありますが、三角形になった理由が「神様へのお供物」であったことはちょっと意外です。
自分的には握りやすいから三角形なのかと思っていました。
ちょっとおにぎり、神々しく思えてきました。
こうして「おにぎりの化石」が発見されたことによっておにぎりのルーツがわかってきました。
それは貴重なことなので、発見されたことの記念に「おにぎりの日」を制定した
かというと、そうではなく…
ー ないんかい
発見された「鹿西町(ろくせいまち)」では
「よっしゃ! 町おこしに活用したろ」
ってことで「おにぎりの里」として制定したんですね。
ー たくましいな
で、「鹿西町(ろくせいまち)」のロクをとって「6月」
毎月18日に制定されている「米食の日」にちなんで「18日」
で、6月18日を「おにぎりの日」にしたということでした。
ーむむ、ロマンの中にも「現実あり」ですな
「花より団子」か
ー ちょっと違うな…
どうでしょう「おにぎりの日」
商魂の混ざった壮大なロマン。
感じていただけたでしょうか?
ー ないな
さて、「おにぎりの日」を紐解いてみて、お供物であった「おにぎり」からわかるように、昔は大変貴重であった
「お米」
それは今でも変わりませんよね。
もっとお米を大切に思う気持ちがあったら扱いも流通も慎重になり、備蓄米もこんなに雑に放出することもなかったのかも知れませんね。
少しでも早く、安心して気兼ねなく「美味しいお米」を食べれるようになることを願って止みません。
以上
どうだ!うまくまとめたぞ!
というお話でした。
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