コンディショニングサロン・セレネス
≪今月の一言≫
■「別腹」は実在した!
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早いもので4月になりました。
というのに寒い日が続いております。
今年は暖かくなるのが早いはずだったのに…
桜も開花宣言の直後だけ暖かくなったもんだから、一気に咲きましたが、ここにきて、頭を抑えられた感じで困っているところでしょう。
まあ、毎年のように「咲き始めたら寒くなる・雨が降る」ですからもう恒例ですねぇ
悲しいことに…
ところで4月と言えば「新生活のスタート」ですね!
入学や入社、人事異動などで多くの人が新しい環境での生活をスタートさせます。
フレッシュマンがいっぱいです!
なのにこの寒さと雨続き…
ちと、かわいそうではありますが、桜も耐えていますので頑張ってください〜!
さて、新しい環境でのスタートといえば、配属先での歓迎会や入学先での新歓コンパなど盛り上がるところです。
先月は送別会などで盛り上がったことでしょう …たぶん
最近ではそういうのあまりないのかな?
まあ、少しはあるでしょう。
そんな盛り上がった後で、こんなことなかったですか?
「帰りにお茶してケーキも食べてしまった…」
「つい、〆にラーメンを食べてしまった…」
そう、すでにお腹いっぱいなはずなのに「別腹」を発動させてしまった。
そんなあなたの黒歴史にメスを入れましょう。
ということで、今回のテーマは「別腹」です。
お腹いっぱいに食べたのに「デザート」はまだお腹に入る。
散々飲み食いしたばかりなのに「〆のラーメン」は食べられる。
ー やっちゃうよね
ほとんどの方が経験あると思いますが、実際に科学的に証明されていることはご存じだったでしょうか?
ー 単に意志が弱いだけなんじゃ…
さあ、今回もどうでもいいお話に付き合っていただきましょう!
「別腹」…
経験はあるのに深く考えたことはなく
「ケーキ」や「ラーメン」は大好物だからお腹いっぱいでも食べれちゃう…
くらいにしか考えていませんでしたが、調べてみるとそういう事だけでもないようですよ。
「大好物」ってのが結構なキーワードになっていましたよ!
ー やっぱり大好物に負けてるだけなんじゃ…
それではそのメカニズムでございます!
・「脳の満腹」と「胃の満腹」は別物
・ホルモンや伝達物質の働き
・その他の要因
に分けてお話ししていきます。
まずは
・「脳の満腹」と「胃の満腹」は別物
についてですが、これは聞いたことがあるかも知れませんね。
食べ始めてから20分もすると「胃」からの信号や「血糖値の上昇」などの信号を受け取った脳の視床下部にある「満腹中枢」が食欲を抑える信号を発信します。
これは食べ過ぎを防ぐためだと言われています。
なので、仮に「胃」の中がいっぱいじゃなくても満腹中枢が刺激を受けて「満腹だよ」と信号を出せば「満腹」となるわけです。
この時に「胃」のスペースに余裕があれば、ちょっと無理すればまだ入るという物理的な胃のスペースの余裕が「食べれちゃう」という「別腹」のひとつです。
でも、なぜ「もうお腹はいっぱい」と感じているのに「無理」をしてしまうのでしょうか?
ー だから大好物だからだよねっ
そう、でももっと深いお話になっていきます。
そこで、
・ホルモンや伝達物質の働き
です。
これが面白い!
大好物が目の前に置かれると「食べたい」となるわけですが、これはその「好物」の味を知っているからです。
「あの美味しい感覚と喜びを実感したい」となり、その時脳内から「ドーパミン」という報酬系伝達物質が分泌され、食欲を刺激します。
ー まるで麻◯だな ピー
すると、食後の満腹中枢が十分い働いている時も食欲が刺激されて「食べたい」となってしまうんですね。
「お腹いっぱい」と感じていたにもかかわらず、大好物を前に満腹中枢が負けます。
あっさり負けます。
ー 結構ちょろいな
胃にはスペースがあり、満腹中枢の指令もないわけですから、食べてしまいます。
食べれちゃうんです!
ー 厄介ですぅ〜
では、物理的に胃の中が満杯の時はどうでしょう?
大好物を目にすると、ドーパミンとはまた違う伝達物質「オレキシン」(ホルモンでもありペプチドと呼ばれています)というのが分泌され食欲を刺激しますが、「オレキシン」はホルモン的に食欲を刺激すると同時に、伝達物質として「臓器」に働きかけ、活動を活発化させる働きがあるんですね。
ー むずかしいナ…
ここからがすごいんで、聞いて!
なんと!この「オレキシン」が発動すると胃の運動を促進して、お腹に入ってる食べ物を腸へと送り始めるんですね!
ー えっ?強制撤去??
そう、その結果、胃の中にはスペースができて、食べれるんです。
食べれちゃうんです!
ー さらに厄介ですぅ〜
これ、ウソのようなホントの話ですよ。
「MRI」を使った実験報告を見つけました。
お腹いっぱいに食べてもらい「もうこれ以上食べられない」状態になった後に大好物の「ケーキ」を見せるというものです。
ー す、すごい実験だな…
その時何が起こるかMRIで撮影したんですね。
お腹の中はパンパンです。
もうこれ以上何も入りそうもない状態で、ケーキを見せた数秒後…
胃の中の食べ物は十二指腸の方へ流れ始め、パンパンだった胃の中にスペースができ始めたそうです。
ー マジかっ!
驚きますよね!
これが「別腹」の真の正体と言えるのではないでしょうか!
ー もう怖いですぅ〜
最後に
・その他の要因ですが
「感覚特異性満腹感」というものがあります。
これは同じ味のものに対しては満腹感を得やすくて、違う味のもに対しては満腹感を感じにくいという現象です。
ー 味変ってことですな
確かに、「ポテチ」でお腹いっぱいになっても「アイス」は食べれますね。
ー なに?その例え 腹こわすぞ…
なぜこんなものが存在するのかなんですが、偏った種類の食べ物の過剰摂取を防ぎ異なる栄養素を摂取できることで、バランスを取れるようになってるんだとか。
どうです、食後にあれこれ食べれちゃうっていうのは、あなたに限ったヤバイ事ではないんですね
ー みんなヤバイってことだな
いえ、ちゃんとした体の機能が「そうさせていた」という事なんですね。
ー ただの大食い機能なんじゃ…
もう一つ
胃の適応性ってのもあります。
胃は伸縮性のある臓器なので、食べる量に応じて広がりやすいっていうのとデザートなどは比較的柔らかいものが多いので、満杯であっても胃が受け入れやすいってこともあるんだそうです。
だから食べすぎちゃう
ー 胃に頼りすぎだし、いらない機能かも…
でもこれは、食べ物が乏しかった時代に、食べれる時は食べておけるようにと進化の過程で備わった機能と考えられていてるそうです。
そして栄養素も偏らないという、優れた生存機能なんですね。
ー 現代じゃ機能乱用かも
そう、食べ過ぎはやはり「意思の強さ」の問題かと…
ー やっぱ、そういう話じゃん
以上、「今日の別腹 明日の脇腹」
というお話でした。
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