コンディショニングサロン・セレネス
≪今月の一言≫
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10月になりました。
すでに秋…
のはずですが、今年は油断できません。
秋っぽく涼しい爽やかな日があったと思ったら、30度越えの暑い日があったり朝晩と日中の寒暖差が激しかったりして、逆に辛かったりしてますよね。
この寒暖差で、体調を崩す人たちが激増しているらしいです。
日本はこのややこしい季節感が普通になっていくのでしょうか?
面倒でも、寒暖差に対応できるよう上着はいつも手放せないかもしれません。
それでも秋は秋。
店頭に並ぶ野菜や魚たちも秋らしくなってまいりました。
そろそろキノコの美味しい季節ですね〜
ー おっ 今回はキノコの話か
それと街路樹も彩づき始めます。
ー ちがうんかいっ!
ビルに囲まれた都心でも、癒しを与えてくれる街路樹で季節を感じるのが結構気に入ってたりします。
冬になると枯葉でお掃除が大変ですけど、それもまた季節感があっていいですよね。
ー お掃除の人、ご苦労様です
でもなぜ、お掃除が大変な枯葉の散る「落葉樹」が街路樹に植えられているんでしょう?
管理の面から考えると効率が悪いように思えます。
でも、実はこれには理由がちゃんとあって「あえての落葉樹」なんです!
皆さんはお分かりになるでしょうか?
ー じぇんじぇん …???
では、街路樹が「落葉樹」なわけ。
いってみましょう〜!
木々の種類を見てみると…
・落葉樹 低温になる秋など、ある季節になると葉が枯れ落ちる性質をもつ木
・常緑樹 一年中葉がついている姿がみられる木
に分けられますが、
落葉樹は実は寒さに弱いんですね。
落葉は、寒さが厳しい冬か、水分の乏しい乾季に起こります。
葉には、光合成を行う働きの他に、根から吸い上げた水分を葉の気孔から蒸発させる働きがあります。
寒さが厳しく水分を十分の吸収することができない冬に葉を落とすのは、水分不足で枯れてしまわないためです。
対して、常緑樹は葉が厚く、寒さや乾燥に強い構造をしています。
これは、葉を作る力を夏だけでは十分回収できないため、丈夫な葉を作って長期間利用する必要があるからだそうです。
ってことは、わざわざ冬に弱い落葉樹を街路樹に選ばずに、常緑樹にしたほうが
良い気がしますよね?
ー 街路樹の管理って税金だしね
でもそこは日本の気候にぴったりの理由がありました。
実は!
街路を往来する私たちのためにそうしているんです。
・夏は陽射しを遮り、木陰を作ることができる。
・冬は葉が落ちるので陽射しが届き、暖かさを与えてくれる。
ということなんですね〜。
ー 意外でもないな…
て、てっきり風情いを醸し出すためだと思っていましたが、ちゃんと考えられているのでした。
そういえば、信号待ちをしている時、夏は木陰のありがたさを感じますよね〜
んで、冬は陽射しがありがたかったりしますもんね。
ー まあ、確かに
最後に、ついでのトリビアです。
はい。
街路樹「トップ3」の発表です。ジャン!
・1位 イチョウ
・2位 サクラ
・3位 ケヤキ
となっております。
理由はこちら
1位であるイチョウが最も多い理由は、秋に葉が黄色く色付くのが美しく、車の走る道でも育ちやすい丈夫な木であるため、街路樹として利用しやすい。
2位のサクラは、日本人の好きな木。
植物には興味がなくても、サクラが咲くとお花見に行く人も多いですよね。
集客力があり、地域の活性化にも繋がる街路樹がサクラというわけです。
3位のケヤキは成長するのが早く、育つと大きな木になり木陰を作りやすいという特徴があります。
また、紅葉シーズンには葉が黄色や赤色に色付き、綺麗な光景をみせてくれるということも人気の理由だそうです。
ー ふーん
こ、これから秋が深まるにつれ、落葉が目につくことでしょう。
そんな時、この話を思い出していただければ幸いでございます。
以上。
「知ったところで何?」って思わないで…
というお話でした。