2023年11月の一言

コンディショニングサロン・セレネス

≪今月の一言≫ 

ギンナンの浪漫

○――――――○――――――○

11月でございます。

寒い日が増えてまいりました。
もうそろそろ「秋深し」といったところでしょうか?

季節はうつろい、時は流れておりますが、流れるにつれよくないニュースばかりが目立つように思います。

戦争…
地震…
銃撃事件…
増税メガネ…

せっかくコロナが5類になってオープンな生活が戻ってきても、なんか楽しくありません。
楽しい話題はニュースになりづらいのかもしれませんが
それにしてもねぇ…

と、思います。

今年も残るところ2ヶ月です。
明るく楽しい話題が増えることを願いましょう!

ということで、11月の話題です。

11月、11月っと…

単純に思い浮かぶのは「紅葉」

11月のイメージNo1と言っても過言ではないでしょう!
まあ、10月も紅葉シーズンではありますが、そこはよしなに…

紅葉でパッと頭に浮かぶのはセレネスから割と近いところにある「銀杏並木」です。
神宮外苑の絵画館へと向かう道にある有名なあれですね。
よくドラマや雑誌の撮影でも使われていますので、ご存知かと!

セレネスとしてリニューアルオープンする以前は、ちょうど銀杏並木の見えるビルで開業して、11年毎年「銀杏並木」のうつろいを見守っていたものでした。

紅葉のシーズンもさることながら、春から夏にかけての青々とした葉の感じがとても気に入っていました。

もう20年以上も前になりますが、その頃の紅葉の見頃は11月中旬から下旬にかけてでした。
その頃に合わせて「いちょう祭り」が行われていて、それはそれは賑やかなもんでしたよ!

それが、ここ最近の温暖化の影響で見頃のピークは12月上旬になりました。

11月の中旬に「いちょう祭り」をやっても「銀杏が色付いてない!」
という年が何年か続き、ついには「いちょう祭り」も12月上旬まで日程を調整するようになっていました。

ここ数年はコロナの影響でお祭りは開催されず…
今年も開催が望まれていたようですが「中止」となったようです。
理由はわかりませんでした。

お祭りがなくても紅葉は楽しめますので、セレネスにご来店された方は帰りがけちょっと足を延ばしてご覧になったらいかがでしょうか!

でも、銀杏(ギンナン)がなる雌木もあるので「臭い」がすごいですのご覚悟を!

 

 

さて、ここで疑問が湧いてきました…

 …締めたんじゃないんだ

ええ、だってギンナンのあの臭いって不思議じゃないですか?
いくらなんでも臭すぎます!

これじゃ動物も

「寄ってこない、食べてくれない、繁栄できない」

負の3段活用になってしまいませんでしょうか?

そこで、調べてみましたよ!

イチョウとギンナン

まずはイチョウから!

・2億年の最古の木

ということで、かなり古くからある木ということです。
2億年前というと恐竜が闊歩(かっぽ)していた時代から存在していたことになります。

恐竜はギンナンの臭さは気にしなかったようで、皮ごとバリバリ食べていたようです。
草食系恐竜が好んで食べていたということは、種子が広範囲にばら撒かれたということでしょうから、イチョウも大繁栄したようです。

ところが氷河期に恐竜が激減すると共にイチョウも絶滅しかけてしまいます。

でも、中国の一角で生き残ったただ1種類のイチョウが奇跡の復活を遂げ、世界中に増えていったということです。

 

 ー それまでは何種類も?

 

そう、もしかしたら臭いも何種類も…

 ー いやぁぁ〜

 

日本では、お寺や神社に古いイチョウの木が多いですよね。

これは、薬として持ち込まれたのではないかと考えられています。
なんたってギンナンは栄養満点だそうですから!

今では世界中にイチョウが存在しますが、江戸時代に日本に来た博物学者ケンベルという人がギンナンの味に魅了され「この実がなる木をぜひ見たい!」と切望したのがきっかけで、ヨーロッパに持ち込まれ世界中に広まったとされています。

 

 ー なんと、日本発! 臭いごと〜

 

街路樹として世界中で大活躍してますが、大抵はオスの「雄木」が植えられているようです。

 

 ー そうだよね。そうであってほしい

 

そしてギンナン

・臭いは戦略

という説が有力みたいです。

植物の繁栄には少なからず動物が媒介として関与しますよね。
食べてもらって、フンとしてばら撒いてもらう。

そのために果肉は動物の食欲を利用して引き寄せたりしています。

でも、美味しいからと根こそぎ食べられてしまったら広範囲に繁栄は難しいですよね。

恐竜時代には食べちゃうのが恐竜だけですから、食べられちゃうスピードと繁栄のスピードのバランスがちょうど良く、しかも広範囲に動き回ってくれるのであちこちで芽吹くことができたと思います。
もしかしたら、その頃はこんなに臭くなかったのかもしれません。

でも、現在では哺乳類の種類も鳥の数も増え、やためったら食べられちゃいます。

そして、種子は近所に放置されたとしたら広がらないですよね。
鳥はまだしも、地場に棲息する動物に食べ切ってもらっては困るわけです。

そこで、あの臭いです。

大抵の動物は臭いに怯えて退散するそうです。
サルなどは悲鳴を上げて逃げ出すとか。

しかも毒ありです。

しかししかし、この臭いや有毒成分にも怯まない猛者がいるようです。

代表的なのは、なんでも食べちゃう「タヌキ」

雑食王として知られるタヌキが好んで食べているのか、単に分け隔てなく食べているのかは不明だそうですが、あの臭いをモノともしないタヌキ恐るべし!

タヌキは引っ越しをすることもあるので、割と広範囲に種子を運んでくれますし。

そうなんです。
実はあの臭いは広範囲に繁殖するために「ターゲットを絞って食べてもらう」という2億年生きてきて勝ち取った「イチョウ」最古の木の戦略だったんですね。

ニオイ戦略って、カメムシかスカンクぐらいしか知りませんでした。

 

 ー それは身を守るためね

 

が、繁栄のためのイチョウのニオイ戦略すごいです!

ところで、人間も臭いに負けじと食べちゃう雑食王ですが、食べすぎてはいけません。

有毒成分が脳の鎮静作用を阻害し、興奮状態になり「おう吐、下痢、呼吸困難、けいれん」など中毒症状を引き起こします。
ギンナンは加熱しても中毒はは防止できませんので、食べる量をコントロールするしかありません。

よくギンナンは「年の数より多く食べてはいけません」と言われますが、90歳の人が90粒食べていいかというと、そうではありません。
子供は数粒で症状を引き起こすこともあるので、一緒にいる人が注意しといてあげましょう。

外苑前の銀杏並木では、朝早くビニール袋と割り箸を持った人がギンナンを拾っています。
ビニール袋はわかるけど「なんで割り箸?」
と、思っていましたが…

 

 ー 臭いが手につかないため?

 

いえ、肌に直接触れると「かぶれる」ことがあるそうです。

それで割り箸で拾うんですね..

ギンナン…

リスキーです。

 

以上

ギンナンにロマンを感じていただけたでしょうか?

というお話でした。

 

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セレネスでは、7月より価格を改定させて頂くこととなりました。

コロナ禍での減収減益に加え、昨今の原材料費・輸送コスト・光熱費の高騰による支出が深刻なものとなり、これまでは、同地域の他店舗様の相場価格よりだいぶ抑えた価格設定でございましたが、市場相場に合わせた形での改定とさせて頂くことと致しました。

ここまで光熱費の節約やシフト調整による人件費の削減など、経費削減に努めてまいりましたが、これ以上はサービス品質の低下に繋がると判断したため、やむなく価格を見直す運びとなりました。

値上げという形での価格改定となり、非常に心苦しくはございますが、店舗存続に向けての決断となりますことを、ご理解いただければと存じます。

なお、各会員システムにおける特典の割引率の改定はございません。
これまでと同じ割引率でご利用いただけます。
また、すでにご購入いただいている回数券(追加オプション含む)や、早割をご利用いただいてお支払いいただいた分に関しても、当然ではございますが、追加で差分をいただくようなことはございません。

新価格に関しましては7月にご予約の申し込みをいただいた分から適用となり、6月末日までにご予約をいただいている分に関しましては、新価格の適用外とし従来価格とさせて頂きます。

お客様へのご負担を強いることとなり、大変に恐縮ではございますが、昨今の諸事情をご理解いただき、引き続きご利用頂ければ幸いでございます。

今後ともコンディショニングサロン・セレネスをご愛顧賜れますよう、スタッフ一丸となって努めてまいります所存でございますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

改定後 新価格(7月より)はこちらからご確認いただけます。

料金

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